
JR山手線高田馬場駅から徒歩圏内の場所にあるおとめ山公園。
新宿区とは思えないくらいの広大な土地に、落合崖線に残された斜面緑地が広がってます。
江戸時代には将軍家の鷹狩りなど狩猟場として、一帯を立ち入り禁止にしたことから「御留山、御禁止山」と呼ばれ、それがそのまま公園の名称の由来となったらしい。
大正期には相馬家が広大な庭園をもつ屋敷を造成。
後に売却されてからは、森林の喪失を憂いた地元住民が「落合の秘境」を保存する運動を起こし、湧水・流れ・池・斜面樹林地からなる自然豊かな公園が開園されてます。
公園入り口付近の水辺のもり


おとめ山公園はいくつかのエリアに分かれています。
水辺のもりゾーンは名前の通りに水辺が多い。
公園内を流れる小さな川にはメダカやヤゴ、スジエビが生息。
夏の時期には地元の子供達が虫かごを持って遊んでます。


落合崖線に残された斜面緑地と言われるだけあって、そこそこの斜面。
芝生が広がっているため、犬の散歩をしている方が多いです。
犬の放し飼いや糞には気をつける旨の看板が至る所に。
地元住民の意識が高いのか、公園内はどこも綺麗に保たれている印象。
やすが高級住宅街にある立派な公園だ。

公園内にあるそこそこ大きめの池。
亀や鯉が多く生息しており、餌を貰いに向こうから近づいて来ます。
亀と鯉が生息していることから、ポケモンGoではゼニガメとコイキングが出現。
谷戸のもりエリア

ガッツりと芝生の傾斜が広がるエリア。
そこそこ大きいのでレジャーシートを敷いてご飯を食べる方、テントを広げて寝ている方など。
たま〜にボール遊びをしている家族も見られるが、傾斜があるのであまり向いてません。

芝生を歩かずとも道路が舗装されているので上まで登れます。
この一帯に住むには結構お金持ちでなければ厳しいそう。

花も咲いており、虫もそこそこいます。
公園中央にあるふれあい広場

道路を挟んで公園中央のふれあい広場に入れます。


このエリアには幾つか椅子も置かれている。

おとめ山周辺の地理事情について紹介されてます。
落合の名前の由来にも触れられていました。

みんなの原っぱエリア

遊具や健康器具に加え、平坦な芝生が広がってます。
この公園内で最も家族連れが多いエリア。
周辺には外国人の方も多く住んでいるようで、外人やハーフの子供がよく駆けずり回ってます。
定期的にイベントが行われているようで、以前はドッグランが開催。


残りの広大な土地はより一層の自然が残ってます



敷地内の斜面からは、東京の名湧水57選に選ばれているわき水があります。
この綺麗な水を活用して蛍の養殖が行われてるとか。
毎年7月には蛍の鑑賞会が開催。
なかなか見所の多い場所ですが、まさにファミリー向けと言えるおとめ山公園。
新宿区立の公園として新宿中央公園に次ぐ規模。
近くに住む方は是非一度はいってみるべき公園かと。
東中野にもこんな公園が欲しい。